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コスト削減の基本的考え方

コスト削減の基本的考え方

コスト削減を自社で行う場合、以下の3点を基本として留意して下さい



1)支出は売り上げの範囲内


コスト削減を成功させるためには具体的にどの程度、コストを減らせばいいのでしょうか。
利益の出ている会社であれば、総コストの何%というような比率、もしくは具体的金額のコストを削減するというような数値目標でもいいと思います。 この場合、コストの削減分が利益の増加として計上されるからです。


しかし、利益が出ていない会社の場合、それだけではいけません。 利益が出ていない状態が続けば、会社はいずれ倒産してしまうからです。 この場合、利益が出るまでコスト削減をすることが目標となります。 では、どうすれば、利益が出るのでしょうか。


簡単にいいますと、毎月の支出を毎月の売上げの範囲に収めればいいのです。 例えば、ある月の売り上げが1000万円、支出総額が1100万円ならば100万円の赤字です。
一方、同じ売り上げでも支出総額が900万円ならば100万円の黒字となります。 
つまり基本は、売上より支出を小さくすることです。


そのようなことは、ごうごく当たり前のように感じられるかもしれませんが、それを意識している人は意外と少ないですし、わかっていてもなかなか実行できないものです。
仮に赤字が続いても「来月こを売上を増やしてのりきろう!」とか、「なんとかお金をかりればいい」という安易な考えにおちいりがちです。


経営者は毎月必ず黒字にするという強い意志をもって経営に当たることが大切です。


2)固定費を変動費へ

いま述べたように、利益に大きく影響する支出ですが、この支出には固定費と変動費の2つの種類があります。 それぞれどういうものでしょうか。

●固定費・・・・・売上にかかわらず、一定の額を支払わなければならないもの
●変動費・・・・・売上に連動して支払額が変動するので売上が多ければ多く、反対に売上が少なければ少なくなるもの。

この2つの支出のうち固定費の構成比率が大きいと、売り上げ減少した場合、赤字に転落しやすくなります。 
つまり、変動費の構成比率を高めることが利益を出すための重要事項となります。


具体的に考えてみると、
まず、人件費のうち賞与については、給与の数ヶ月分としている会社も多いと思いますが。 これだと固定費になります。 一方、賞与の額を業績と連動させると変動費にかわります。 例えば、一回の賞与を利益の何%とすればよいのです。


また正社員を増やすよりも、アルバイトやパートを活用するほうが固定費の増額を防げます。 正社員の給与は一定額ですが、アルバイトやパートは忙しい場合に勤務時間を増やし、暇な場合には減らすことができるので、変動費となります。


広告宣伝費についても、テレビCMや新聞、雑誌広告でなくアフィリエイトなどの成果に連動した広告にすれば、変動費にすることができます。 
アフィリエイトは、報酬は売れた場合にだけ支払えばよいスタイルのインターネット上の営業代行のようなものです。
つまり、通常の広告のように、「広告を出したのに成果が出なかったので費用が回収できなかった」というリスクはほとんどないといっていいでしょう。


以上のように、さまざまな支出についてチェックし、変動費にできる固定費を探すことが重要です。




3)ほんの小さいものでもコツコツと

「何かひとつのことで大きくコストを削減できるものはないか?」と考える方も多いと思います。 売上なら、営業強化や大手企業との取引開始によって一気にアップするということもありますが、コスト削減の場合はそう簡単にいくものではありません。


例えば、電気・水道代を1日100円節約するとします。この場合、考え方として「たった100円か」と思うか、「100円も節約できるのか」と考えるのかで結果は大きく異なります。 一日たった100円でも、1年間にすれば3万6500円にもなります。 そして、このような小さな積み重ねが100個あれば、年間で365万円ものコスト削減となるのです。


コスト削減においては、いろいろな努力の集大成が結果として表れます。 そして、そこには何もリスクはありません。 営業活動と違い、やれば必ず成果がでるといってよい性質のものです。 とにかくひとつひとつの節約を執念深く徹底的にやることが「塵も積もれば山となる」ために重要なのです。

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